Yokozawa Farm は、現在準備中です。

2019/10/15 15:04



クラシックを聴きながら、今日は一人でお芋掘り。
自然農は機械を使わない農法なので、鳥の声や虫の声、大好きな音楽を楽しむことができます。
落ち着いた気持ちで休憩していると、時々気持ちの良い秋風が吹き抜けて、蝶々と一緒にふわっと飛んでいけそうなほど。

手仕事は地味で、進みも遅く、「何故わざわざそんなやり方をしているのか?」と問われることも少なくありません。
機械化や全自動が普及していく時代の流れに、逆らっているようにも見えなくもない。
けれども、アナログでしか出せない良さ(丁寧さ)、というか、機械や化石燃料になるべく頼らないという意味でも、自立した農法なのではないかと考えます。これが自己満足で終わらぬよう、歓びを広く分けあっていきたい。家族を喜ばせるように、他と境界なく歓びを分かち合いたい。最近はそんな想いが膨らんでいます。

話は変わりますが、私たちが借りている畑では堆肥すら入れていないので、ゴロゴロでっかい芋がたわわに実ることはなく、手のひらサイズの丁度良いお芋が主な大きさです。

三年前と比べると、全体的に小振りになっているかもしれません。
でも、この卵よりふたまわり大きい位のお芋が、味が濃くて美味しかったりするんです。
単純な甘さよりも、お芋本来の味を引き出したい。そんな想いもあって、うちの畑ではお芋にとっては決して甘くない環境で逞しく育ってもらってます(笑)

一方で、農業で生計を立てなきゃならない身としては、少しでも沢山のお芋を収穫したい気持ちもあり…
迷いと葛藤と、その先に広がる素敵な世界を楽しみに、今日も「腰が痛い」と言いながら頑張るのであります。

自然の恵みに日々感謝。広い視野でよく考えて、自然に恩返ししていきましょう。